めざせ、小説王!

October 09, 2006

モモもどきの世界

僕は、あの日以来、
寝る間を惜しみ、あるのか分からない私生活を犠牲にし、
世界征服のための準備をしている。 続きを読む

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September 23, 2006

モモの世界

「君は、正義と、悪と、どっちでいたいんだい?」

薄暗い路地裏で、さっきまで歩いていた都会の喧騒がかすかに残る中、
さりげなく、でもこれがとても重大なことのように彼が言った。
まるで、僕がどう答えるのかは分かってる、と言わんばかりに薄笑いを浮かべているし、
むしろ、僕がどう答えるべきかを諭すような目で僕を見ている。

どうすればいいか、このまま流れに乗ってしまえばいいのか。
僕が答えに窮して道の隅にあるゴミ箱に視線を移していると、彼はもう一言つけくわえてきた。

「君は、アムロと、シャアと、どちらでいたいんだい?」



勘違いしている。 続きを読む

at 11:13|PermalinkComments(2)

September 20, 2006

おれの人生なんて、こんなもん

何もないところでつまずいて、
空を見上げると曇り空で、
野球の試合をみても好きなチームはいつも負けて、
犬にはほえられて、猫にはチラ見されて、
おれの人生なんて、こんなもん。 続きを読む

at 00:48|PermalinkComments(7)

December 31, 2005

よいお年を

ビールもワインも日本酒も、それぞれのビンに大体半分くらい残っていて、
でもみんないい感じに酔っ払ってしまい、あとはしゃべることに没頭し始めている。
今年最後の忘年会は、やはり気を使わなくていい仲間と一緒がいい、ということで、
大晦日の今日でも営業している飲み屋を探し出し、こうして集まっている。
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at 14:26|PermalinkComments(2)

November 19, 2005

ズカフェ

あれ?

青と黄色が鮮やかな看板、四角くて白い建物、携帯ショップ、小さな不動産屋。
急に、視界の中の景色がおれの中で何の意味も持たない、ただの風景になった。
言葉は覚えている。携帯電話がどういったものかとか、そういった知識も残っている。
ただ、自分のことが全く思い出せない、ということらしい。

なぜ・自分は・ここを歩いているんだ? 続きを読む

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