じせいのくさんねんたったら

June 20, 2010

なつのいちだいじ

昨日、念願だった『サマーウォーズ』を観ました。
これはもういい加減観なければ!と思って、
レンタル割引日以外のときに借りてきたので、
1泊2日で500円でした。
はー、ほんっとに映画館に観に行けばよかった、無理してでも。 

朝映画を観ると涙腺が弱い、ってのはあるんですけど、
なんかラスト20分くらいはずっと泣いてて、
泣き疲れました。
なんだろ、悲しいとかではなく、嬉しい、に近い感動、ですかね。
 
物語の舞台は、長野の田舎にある旧家、登場人物はそこに集まった親戚一堂+いろいろあって主人公、
でも、それと同時に、ネットワーク上の仮想空間(mixiとかのもっとやりすぎ版)を舞台にした、
世界中の人のアカウントでつくられたアバター達(青いヤツではなく、yahooのほうのイメージ) の活躍がもうひとつの軸として存在しています。
この2つのギャップ、というのも面白いのかもしれませんが、
なんかそこ自体は、このアニメでそれほどキャッチーなポイントではなかったような気もします。 

技術的?なことを言ってしまえば、映像効果がすごいです。
非現実的なオカシイことが起こっているんですが、
そこで観客を冷ますのではなく、むしろ持っていくだけのパワーをもった画力が図抜けていて、
あー、ほんとに映画館に行けばよかったー、ってなりました。
登場人物がやたら多いんですが、ひとりひとりについて最小限の描写で愛着がもてるようになってる描き方もナイスです。

ただ、この作品で自分の泣きポイントだったのは、
人と人との「絆」と、その絆を具体的な力に変える課程、です。
「絆」は自分の最大泣きポイントでは常日頃からあるんですが、
人と人の間の数だけ絆のかたちがあって、
そのひとつひとつのかたちによって出来ることが違ってきて、
そのひとつひとつの異なる「出来ること」が組み合わさって奇跡を起こす、
そんな物語が今回ツボでした。
ほんと、細かい描写なんだけどそこらへんが丁寧に書かれてるんですよ。

登場人物の一人が女の子だと思ってたら、中盤になってやっと男の子だったと理解するというハプニングもありましたが、
ネタバレ有で言うといっくらでも語れるくらい好きな作品でした。
一回観て泣き疲れちゃったから二回目トライしなかったのが残念・・・
そのうち買ってそうだな、DVD。 

sasuraoh at 23:04│Comments(0)TrackBack(0) めざせ、エッセイ王! 

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