かばんのなかみあめのようにことばふる

August 31, 2009

まつりのあと

楽しかったお祭の後は余韻が残るものですが、
今日は昨日のお祭のフォローでテレビが過ぎていますね。
というわけで、選挙が終わりましたねー。
大事なのはもちろん、選挙後に実際に行われる政治なわけですが。

平和構築という分野において、
人々の「紛争」を政治的・平和裏に解決するための装置として民主主義というものが捉えられて、
平和的状態の持続のために考えることを避けられないものでして、
そうすると、そもそも日本は本当に、「機能的な」民主主義を達成しているのか、
という問いに対して何らかの答えを用意しておくことが必要にもなるのです。

平和的状態を維持している、という点ではもちろん機能してるんでしょうね。
日本における政治が全ての問題を解決するわけではないですが、
それが自分に対して危害を加えるものではない、という信頼くらいはあると思ってて、
少なくても重大な権利の侵害はない、
それが特定の集団に向けられることはない、という確信はあるんじゃないか、と。
だからこそ多数の人は、極端な不法行為に訴えたり、暴力に頼ったりするよりかは、
「民主的」な手段によることが正当であって妥当だと考えている。
もちろん政治的体制以外に司法・警察の機能も大事なんですが、
とりあえず平和ということに集中してしまえば、まあ問題ないだろうと。

ということで次の段階、日本の民主主義は、より良い政策・統治に寄与しているのか。
今回の選挙は、その点を考えるうえで興味深いものでした。
といっても、今までの野党が圧倒的に勝利する、というのは、
あんまり一般的な話じゃないので、適当な事例なのかは微妙なところですが。

今回顕著だったなーと思うのは、
政策というのが国民生活にダイレクトに関わるものだという認識が広まっていたこと。
政党において戦略的にそこがアピールされたってのもある。



at 22:38│Comments(0) おそれおおくも。 

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